当塾は「ボーダーライン」に該当する子どもたちに特化した学習塾です。
※「ボーダーライン」についてはこちらで説明をしてます。
当塾を開いたきっかけの一つが、「私の周りの地域にマイノリティの特性を持つ子どもたちのための学習塾というものが一つもなかった」ことです。
志望校合格や学校の内申点向上などを目標にする一般的な塾は私が住んでいる周りにも数えきれないほどたくさんあります。
でも、子どもの不登校数・自殺者数であったり、障がいを持っている児童生徒数は年々増えており、マイノリティの特性を持つ子どもたちへの学習支援等の需要は確実に増しているはずです。
「なぜマイノリティに特化した塾ができないのか。」
①実績を出しにくいから
親御さんが塾選びをする時、何を重視するか。「実績」は結構見ると思います。〇〇難関高校合格!内申点〇〇アップ!といった塾の広告や看板はよくあります。実績は親御さんの信頼・安心につながります。そのため、学習塾において実績はとても重要です。
しかし、マイノリティに特化すると、現実問題、成績を上げたり難関校合格に導くのはとても難しいことです。不登校のお子さんであれば、まず勉強以前に心理的安全性を確保する必要がありますし、障がいを持っていてコミュニケーションが苦手なお子さんであれば、授業を進めるスピードも少し遅くなってしまいます。
そのため、塾側からすれば、「もしかして生徒さんの目標を達成させてあげられないかもしれない」というリスクが生じ、結果的に特化することは避けるのだと思います。
②教えられる先生がいないから
通常の塾では学歴重視であったり塾講師歴が長い人であったりを講師として採用し、授業を行なっている塾さんが多いです。高学歴や講師歴で絞ったとしても、そのような講師になれる人の母数はかなり多いです。
一方、マイノリティの特性を持った子どもたちへのサポートとなると、高学歴であったり他の一般的な塾での講師歴が長くても、それらはさほどプラスにならないケースが多いです。どちらかというとマイノリティの特性を持った子どもたちへのサポート歴が長かったり、当事者意識があったり、頭が良いというより教えるのが上手かったり。そういった講師さんの方が親御さんからの喜びの声をいただけることが多い傾向にあります。
通常の塾ではそういった経歴を持つ講師さんを集めることも大変で労力のかかることなので、結局のところ、できる限り効率の良い方法で講師さんを集めているのでしょう。結果、既存の塾でもマイノリティの特性を持った子どもたちへ教えられる先生がいないという状況が起きているのだと思います。
③集団で教えることが難しい場合があるから
通常の塾の場合、集団授業があったり、個別授業と言っても1:3や1:2の授業を採用している塾が多いです。
一方マイノリティに特化した場合、それぞれ特性が異なるため、複数で授業をすることが難しい場合があります。
通常の多くの塾が1:1を避ける傾向にあるのは、採算が取れなくなってしまうから。なるべく複数で授業を行なった方が利益が上がるのは間違いありません。最近は個別の塾が増えてきているので、1:1も増えてきていますが、大抵の場合、その授業料はとても高くなっているはずです。集団の方が安い一方、個別は値段が上がってしまう。このような経営的な問題を考えると、マイノリティに特化することは難しいのだと思います。
このような障壁があり、マイノリティに特化した塾はなかなかできないのだと私は思っています。
でもなぜそれでも当塾はマイノリティである「ボーダーライン」の子どもたちに特化した塾なのか。その想いや経緯はここに書きました↓
確かに、結果を出せなかったら、実績を積み上げられなかったら、講師が集まらなかったら、採算が取れなくなったらどうしよう...という不安はないと言ったら嘘になります。
しかし、そこから逃げていては、いつまで経ってもマイノリティの子どもたちの教育環境や未来は良い方向に向かいません。
私は子どもたちに向き合い続けます。
現在、新規生徒を募集しております。入塾を検討されている方は下記のフォームより、お気軽にお問合せください。また、入塾するしないに関わらず、勉強方法の相談や学校生活での悩みなどを相談いただいても大丈夫です。
LINEからでもお問合せ可能です。LINEの方でやり取りをしてほしい方はこちらから↓↓↓
HPはこちら↓↓↓
noteもやってますので、当塾のことについてもっと知りたい方はぜひ覗いていってください〜↓↓↓